灘区

NADA AREA

都賀(とが)地区

都賀だんじりは明治から大正にかけて完成した大阪の抗全神社のだんじりを譲り受けたものです。大阪型から神戸型へ改修していることから、泥台は海の幸、獅子噛は八咫烏と、神戸では珍しい作りになっています。
今回の記念巡行では、迫力あるだんじりをご覧頂くとともに、街の全ての人が笑顔になれる巡行を目指します。

篠原(しのはら)地区

篠原の地車は、昭和7年に新調、平成8年に大改修し、現在の姿となった3代目の地車です。大きな獅噛や源平合戦などを描いた彫刻が随所に施されており、毎年5月が巡行日です。灘区制90周年を迎え、篠原中老会と地域住民が一丸となり、だんじり巡行を盛り上げたいと思います。皆様、暖かいご声援を宜しくお願い致します。

畑原(はたはら)地区

平成24年より地元の宝となった2代目畑原地車は、名彫師松田正幸氏の作品が拝懸魚に大巳貴命悪鳥退治、後ろ屋根に牛若弁慶五条大橋の出会い、土呂幕には義経八艘飛と掘られておりどれもが神工鬼斧で魅了される地車です。
灘区制90周年では祝賀を盛り上げるべく参りました、まさに百花繚乱の畑原地車をどうぞお楽しみ下さい。

上野(うえの)地区

当地車は、昭和七年購入。名工川原啓秀作の彫り物と当時人間国宝並みと称せられた幕師梶内近一作の飾り幕が見所。解体保存されていた時期を乗り越え、平成3年に地元有志が近隣地区の力添えを得て復活し、令和3年で復活30年を迎えます。灘区制90周年だんじり巡行では、「心ひとつにいざ参る」を合言葉に若仲一丸となって巡行する勇姿をぜひご覧ください。

八幡(やはた)地区

灘区役所のお膝元、八幡地車保存会は、灘区でいち早くだんじりを復活させた思い入れと自信はどの地区にも負けません。
区制90周年記念巡行に向け、だんじりの金具のお色直しと車輪のつくの入替を行い、準備万端整いました。
コロナ禍で大変な中、準備を進めていただいた関係者の方々に感謝の気持ちを込めて巡行致します。

新在家(しんざいけ)地区

新在家地車はおよそ江戸時代後期の製作で見送り幕は牛若・弁慶五条大橋の出合い、雪洞には賤ケ岳の合戦を元に作成されており歴史を紐解く上で大変貴重な地車の中の1台です。毎年10月の若宮神社秋季大祭では3基の神輿と共に盛大に巡行が行われます。灘区制90周年だんじり巡行でも華やかで威勢の良い動きを是非ご覧ください。

五毛(ごもう)地区

1988年に発足した五毛御燈会が毎年五月の河内国魂神社春季大祭にて摩耶山麓の急で長い地獄坂を116年の歴史ある地車と大人子供百数十名の「曳き手」と共に掛け声合せ勇壮且つ楽しい巡行を行なっております。灘区制90周年巡行では歴史ある五毛地車の活気に満ちた姿を御覧頂けるよう会員一同心から願っております。